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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

全国のおばあちゃんの知恵・昔の思い出「暮れの生活」

年の瀬の慌ただしさ

今と昔では、年の瀬のあわただしさも違ってきているようです。全国の方々から、想いでの暮れの生活を語ってもらいました。

●お餅の準備
関西から関東へ
 母は関西出身なのでおもちは丸いのが当たり前だったそうです。母は東京に嫁いでからは、角餅になったんです。暮れにお米屋さんにのし餅を頼んで、まだ柔らかいうちに、食べやすい大きさに、切り分けるのが大変でした。お餅が包丁にくっ付いてしまうので、「とりこ」という粉をまぶして切っていたのです。(東京都・Y)


餅搗きの専門家
 子供のころ、年末になると、「賃つき」といって餅搗きの専門業者がおりました。町内の家の前でやってもらいます餅米を蒸す蒸籠から湯気が立ち上る情景だけは鮮明に記憶しています。(兵庫県・H)
                             
みんなでお餅搗き
 近くに住んでいる親戚といっしょに、毎年12月28日に餅搗きをしました。前日からおじさんやおばさんが準備のため我家へ集まります。出来たての餡ころ餅のおいしさは今でも忘れません。のし餅を切るのは父の役でしたが、柔らかくても切りにくいしタイミングが難しかった。毎年餅搗きの日は楽しみでワクワクした思い出があります。(静岡県・N)
    
 
ストーブにせいろを重ねる
 北海道では、暮れの28日に餅搗きをしていました。ストーブの上にせいろを3段重ねにして、お米を蒸します。まめ餅、草餅、白い餅です。その米をついて、切り持ちにしたり、餡ころ餅にします。(北海道・I)


●遅れ気味の年賀状
 毎年暮れが近づくと、年賀状は今年こそは受け付け初日に出そうと思います。でも、結局、年末ぎりぎりの投函となってしまいます。除夜の鐘まではいいかな、と思っているのです。(兵庫県・Y)


●買いだめ
 子供のころは「新年が来る」と言うことに大騒ぎしていたのです。とくに、買いだめです。食料などは、3日分買わないといけません。その他、日用品もいろいろ。今は特別な思いも準備も適当になったようです。(東京都・R)


●昔、大晦日にテレビを買う人がいた
 父は電気店を営業していました。電気店もお正月休みです。子どものころ、正月前に急に新しいテレビを購入したいという人や、壊れたからなおして欲しいという人が、けっこういたんです。やはり、夜中まで仕事をしていました。(東京都・Y)


●大人数の切符取り
 子供のころは実家や親戚が商売をやっていて従業員も多かったのです。地方から来ていた人ばかりだったので暮れは汽車や飛行機の切符をとるのが大変でした。(東京都・Y)

●大掃除は大晦日の真夜中まで
 昔、美容院をやっていたので暮れは一年で一番忙しい時期でした。お正月前に髪を切ったりパーマをかける人でごった返しだったんです。大晦日は、晴れ着の着付けと日本髪を結うお客さんで一杯でした。大掃除は夜じゅうみんなでやりました。(東京都・O)


●方々から荷物がくると暮れだなあ
 昔、教師だったので、暮れになると元教え子から、自分の畑で取れた野菜や果物などがたくさん届きました。いちばん多かったのがかんぴょうでした。また、海の近くからは昆布やわかめ、鰹節などが届きます。大きな荷物がたくさん来ると年の瀬を感じました。(栃木県・Q)


掃除など  
●ふとんの打ち直し
 昔、暮れになる、と洗い針を始めたり、布団や座布団を打ち直したりしていました。また家中の人に新しい「半天」を作ります。(東京都・S)


●障子張り
 子どものころ、家には障子があったんです。暮れになると、古い障子を張り替えるのが楽しみでした。親が「今日は、思う存分、破いていいんだよ」といったんです。全部、破けたら、親がハケにノリをつけ、下のほうから張っていきます。最後に霧を吹くと、ピンとなりました。(静岡県・N)


●松飾りのタイミング
 うちの母は、松飾りのタイミングを気にしていました。29日は、「9(苦)につながる」といっていやがっていました。31日は、「一夜飾りはいけない」といって、避けます。それで、28日か30日か、どちらかにするんです。ところが、忙しくって、結局、31日になり、悔しがっていました。(山口県・K)


●11月からゆっくり掃除
 掃除は、なるべく早く始めます。11月ごろです。12月には終わり、30日にはサウナに行きます。31日にはお寺に御参りして、ゆっくり過ごします。(北海道・I)


■暮れの食べ物  
●お餅は丸と角の両方だった
 子供のころ、お餅ちは自宅でついていました。父は関東、母が関西なので、四角い餅と丸い餅2種類あったんです。ちょっとヘンでした。(東京都・K)


●汁ものが多かった
 忙しい年の瀬は、トン汁やけんちん汁など汁物か鍋物、カレーやシチューが多かったです。お店をやっていたので、従業員さんや家族はそれぞれ食事を各自でとります。母は田舎から届いたサツマイモや、八つ頭などを一度にたくさんふかしていました。従業員さんや子供たちのおやつに出すのです。年の瀬に家族そろって食事をすることはできませんでした。(京都府・B)


●たくさんの漬物とお菓子
 昔、お正月のために大量の白菜の漬物を漬けていました。大きなたるや桶に沢山作っていたんです。また、おせち料理もすべて手作りだったので、本当に大変でした。同級生がお菓子屋の社長令嬢とたいへん親しくしていたので、暮れになるとお菓子や大量のおせんべいが届きました。毎年、お菓子の荷物が来ると、「もうすぐお正月だなあ」と、思いました。(三重県・U)


●粕汁
 子供のころは、冬の夕食に具沢山の粕汁をよく母が作ってくれていました。でも、翌日の朝食は決まって残りの粕汁を使ったうどんなのです。これがまた格別においしかったことが思い出されます。(兵庫県・Y)

●夜食がわりの年越しソバ
 商売をしていたので、お店が終わってから、大掃除。大忙しでした。年越しそばは手があいている人が、夜食代わりに食べるものという感じでした。子供のころは、一家そろって、年越し蕎麦を食べた記憶はありません。(東京都・Y)


●ニシン漬け
 身欠きニシンと糀を一昼夜、水に浸します。そこに、大根、人参、キャベツ、ゆずをつけこみます。一晩じゅう食べられますよ。(北海道・I)


●つまみぐい
 12月29日あたりから、徐々におせちを作り始めます。子どものころ、できたての黒豆やキントンをつまみ食いをするのが好きでした。子どもにとって、おせちは、甘かったり、塩辛かったり、あまりすきなものではないんです。でも、お鍋から、つまみ食いをするのがとてもおいしく感じました。(大阪府・Y)


●焼き芋
 暮れになると、庭の落ち葉や細い枝を使ってたき火にしました。その時、必ず、焼き芋を作ったんです。庭そうじはタイヘンでしたが、焼き芋は楽しみでした。たき火で出た灰は庭にまいて肥料にしていました。今は、ダイオキシン問題でたき火ができず、葉も枝もゴミとして出しています。残念です。(東京都・A)


●すいとん
マボロシの味
 寒い夜、おばあちゃんがよく、すいとんを作ってくれました。今は、だ誰もその味が出せないんです。幻の味になってしまいました。(東京都・R)


すいとん
 九州出身の祖母が作ってくれた「だんご汁(すいとん)」が好きでした。それから、さつま芋のあんと小麦粉を練ったおまんじゅうが好物だったんです。紅玉りんごのアップルパイも作ってくれました。
(山口県・K)


暮れの健康  
■黄色いもの
 冬に精をつけるには「黄色いもの」を食べるといいといいます。柑橘類、穀類、カボチャなどの黄緑色の野菜、いも類などです。陰陽学では、黄色は「土」をあらわします。冬の寒さは「水気」といわれるんです。ですから黄色は「土剋水」といって、水の勢いを止めるそうです。これは祖母が教えてくれました。
(東京・F)


■ショウガやニンニク
 辛子、カレー、キムチなどは、ドッと体温を上げ、すぐ下げてしまいますが、ショウガ、ニンニク、タマネギなど、ピリッと辛いものは身体をジワジワ暖めるそうです。年末年始の体調を整えるために、毎日、ひとかけらのショウガを食べるようにしています。
(大分 S)


●薬の買い置き
 正月に困るものがあります。たとえば、薬。病院や薬局が開いてないので、持病のある人、妊娠中、お年寄り、子供の薬は、買っておきましょう。通販ものの健康食品など、会社が年末年始が休みなので、毎日のものは少し多めに買っておきたい。(東京都・S)


●冷え対策には床掃除
 冷え性なので、ナント言っても寒さ対策です。部屋を乾燥させないようにして、風邪用心を一番にしています。また、コンクリートの建物なので結露が多いので、気がつくたびに床掃除をしています。 外出から帰った時の手洗いとうがい。インフルエンザの予防接種をします。体が温まるものを食べるように心がけています。(青森県・P)


●年末の疲れ
 年末は掃除、お正月の準備など知らず知らずのうちに、体が疲れています。私は年末に限って風邪をひいたり、お腹をこわしたりするようになったので、最近は、昼間は思いっきり動いても夜はゆったりして早目に寝るようにしています。(東京都・N)