14.アクア・ラ・ピュア
以前、自分のホームページにもその顛末記を書いたが、相変わらずアレルギーの治療のため通院している私である。
アレルギーのきっかけは「更年期障害」。と医者には言われ、
「体の内側を改善すれば、皮膚に何を付けようと外側は平気ですから」
んでもって、もう1年半ものあいだ漢方薬を飲み続けている。
もともと香料に弱く、お高くていい匂いのする外国製の化粧品は、つけた約1時間後に赤いポツポツが出始める。時には痒くなってしまうこともある。なので、化粧品はほとんどメイド・イン・ジャパン。それも香料がほとんど入っていない製品ばかりを選んで買っていた。
ちょうどアレルギーの症状が出たときは、日本の大手メーカーが出している「敏感肌用」の化粧品のシリーズを使っていたのだが、肌がそれを拒否するようになってしまった。つけると痛い、のである。
顎から首にかけて集中的に湿疹のようなものが出来、痒いからつい寝ている間などに掻いてしまったあとは、それが爛れた感じになる。そして、その部分に石鹸や化粧品などをつけると、とにかくしみて痛いのである。
もちろん、何度か病院にも行ってみた。現在通院している病院にたどり着くまで5軒、行く病院すべてで異なる病名を言われ、必ずと言っていいほどステロイド系の塗り薬を渡された。
しかし、薬を塗り始めてしばらくすると湿疹はなくなるのだが、やめるとまた再発する。それも以前より悪い状態に。
顔の基礎部分はイマイチだけど、年齢の割にはシミ・シワが少ないのが自慢の及川であった。しかし、いくらシミ・シワが少なくても、肌自体がボロボロになってしまったら救いようなしである。しかも化粧負けのせいか、すっかり赤ら顔に。
とにかく化粧品をつけること自体が怖くなってしまった。でも、つけなければ肌は乾燥して、今度は粉を吹き出す。
そんな、どうすりゃいいのよん状態だったとき。たまたまベルメゾン(通販会社)から送られてきた「アクア・ラ・ビュー」という化粧品のサンプルが目に付いた。
私は基本的に、自分がそのとき使っているもの以外の化粧品のサンプルをもらっても、ほとんど使用せず捨ててしまうことが多い。あっちこっちお試しで使ってかぶれた経験があるからなのだが、とりあえずいろんな種類のものを肌に乗せるのは避けている。
そんな私がなぜアクア・ラ・ビューのサンプルに目が行ったかというと、説明書に「皮膚を刺激してシミをつくったり、アレルギーを起こしたりする成分を使用していない」と書かれていたからである。
この化粧品の成分は、ほとんど「マイクロクラスター水」と呼ばれる超純水とヒアルロン酸である。使い方も通常の化粧品とは違って、いつも使っている洗顔石鹸にビューを一滴混ぜて洗い、次にビューで洗って余分な石鹸分を落とし、最後に化粧水やクリーム代わりにビューを付けるだけ、と超シンプル。それ以外は何も要らない。
実際に書かれた方法でやってみたら、全然肌にしみない。その化粧品がいいのか悪いのかと言う以前に、「痛くない」ものを探していた私にはちょうど良かった。
1本250ml入りで税込み3150円。それを約20日から1ヶ月内で使い切るのである。つまり、1ヶ月5000円内ですむ(500ml入りの大きなボトルのだともっとお得)ということである。その後、冷却パックや日焼け止め乳液もGive&Giveのシリーズで揃えたけど、全部合わせても1ヶ月1万円強で足りるのだ。
ただし、未開封のものでも180日以内、一度開封してしまったら60日以内には絶対に使い切らなくてはいけない。ちゃんと品質表示期限が書かれてあるのは安心だが、開封後は要冷却。冷蔵庫で保管しろという。
以前は2階にある冷蔵庫に入れておき、風呂に入る前はいちいち取りに行っていた。でも、そのうち面倒くさくなり、風呂場の近くに置いておける小さな冷蔵庫を買った。ちなみに、冷蔵庫代金は17000円。
ところが、その冷蔵庫を買った数ヶ月後にボトルのデザインが変わり、それが今までのものより背が高くなったため、入らなくなってしまった。結局、大きなボトルから小さなボトルへと移し替えて使っている。一つ面倒くささが改善されれば、また別の面倒くささが生まれる。まるで人生のようである。(ホントか、及川?)
で、使い続けて約1年半。アレルギーは漢方薬のお陰でかなり改善されたし、たぶんほかの化粧品を使っても大丈夫だろうとは思うけど、このシンプルさが気に入って、とりあえずは今のところほかの物を使ってはいない。ドラッグストアやインターネットで見掛けた魅力的な化粧品に、時々は気持ちがかなり揺れることもあるが…。
「たちまち色白になった」とか「シワが目立たなくなった」などの効力はない代わりに、トラブルに見まわれたこともない、というのがこの化粧品の長所でもあり、まぁ正直言えば物足りなさでもある。しかし、私のようにアレルギーに苦しんだ者には、かなり安心できる化粧品であることは確かだ。
ところで。去年の年末に知り合った友人が、私が真夏のトルコに行くと決まったときに、
「すごくいい日焼け止めと美容液がありますから送りますよ!」
と送ってくれたのが、なんとGive&Giveの製品であった。
私はずっとインターネットでGive&Giveを買っていて、だから気付かなかったのだが、ほぼ同じ成分でボトルのデザインだけが違う「アクア・ラ・ピュア」というのが、ドラッグストアや同じくインターネットで販売されている。
彼女はたまたまピュアの販売元であるハイパービューティープロダクツでアルバイトをしていて、自分自身が使ってすごく良かったので、私にも送ってくれたというわけだ。
こちらは300ml入りで税込み3675円。もちろん製造元も同じ。ただしピュアの方は少しだけ保存料を加えているらしく、未開封なら360日持つ。
私はビューとピュアと両方使ってみたが、使用感は全然変わらない。買い溜めしておくと安心できるというタイプの人には、むしろピュアの方がお薦めである。
アレルギーになってからは、劇的なものを求めるよりもやはり肌に安全なものを、と思うようになった。
だけど、肌につけるものがいくら良くても、顔の基礎自体は突貫工事でもやらかさなきゃ変わらない。変わらないから、せめて化粧品にこだわるってのもあるんだけどさ。
及川45歳にして、まだまだあきらめず。あきらめられず…。 |