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自分の健康は自分で守る。

TEL. 090-1211-0042
〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

3気功セルフヒーリング


-目次
セルフヒーリング
元気が出る「生命力活性呼吸法」
免疫力強化「散歩気功」
尿失禁改善法

ひざ痛解消!ひざのスワイショウ
ただ立ってリラックス気功立禅
神経を休める光の滝の気功瞑想

【1】セルフヒーリング


  エーテル体のイラスト

1セルフヒーリングとは
 セルフヒーリングとは、自分で自分の病を癒していく方法です。病は肉体上に現れて、私たちは病気だと気づくのですが、実際はそれ以前に、肉体の原型であり、肉体に生命力を与えて生かし続けている、気のエネルギーの体に現れています(エーテル体ともいいます)。

 気の体は肉体とぴったり重なった不可視のエネルギー体で、青白いオーラを放っています。通常は見えませんが、私達はこの気の体のオーラを、ちょっとした訓練で、実際に肉眼を通してみることができます。また掌の触感で、気の体のエネルギーを感知することができます。気功治療はもちろん、霊的治療、そしてセルフヒーリングも、まず肉体の原型であるこの気の体を癒します。すると癒された気の体は肉体上に「症状の改善」という形で現象を出し始めるのです。

2気の体を癒すには

・病の根本原因は心の過度のストレス
 肉体の原型である気の体は、生命エネルギーを肉体に供給し続けています。また気の体は青白く輝くオーラを放射し、このオーラは防弾チョッキのように、ウイルスや細菌などの侵入から身体を保護しています。しかし怒りや悲しみ、悩み苦しみで心が乱れると、気の体のパワーが衰えて肉体へ供給するエネルギーがダウンするとともに、このオーラの抵抗力も失われて、細菌やウイルスなどの進入を許してしまいます。免疫や自然治癒力は、心の状態で変化するといわれていますが、それは気の体の働きと密接な関係があるからです。

 さてこのストレスが長く続くと、やがて肉体の一番弱っている箇所の気の体に「病」が生じ、それが肉体に現象化します。肉体の病の程度は、気の体に生じた病の程度に比例します。ですから病の第一の原因は、心の苦しみ、ストレスです。

 深刻な病を生じさせるほどのストレスは、潜在意識にしっかり根付いてしまっていて、顕在意識の思考操作では、なかなか解消できません。セルフヒーリングでは、心の奥深くに生じてしまっているこのストレスを、思考ではなくイメージと呼吸で氷解させることを重要視しています。

3気の体の修復方法

  病のエーテル体を想念で修復しているイラスト

 さて気の体に病が生じてしまっても、気の体の回復力は旺盛で、肉体と意識の両方の作用によって、失った力を復元したり、強化することが可能です。肉体面からは食物の滋養により、意識面からは心の転換と、呼吸を伴う宇宙エネルギーの吸収により、それは行われます。

①食物の滋養
 食物の滋養の働きは血液の元となり、それが60兆の細胞を活性化させる、というだけではありません。食物により肉体の活性化が図られると、肉体の原型であり、表裏一体の関係である気の体もまた活性化されるのです。必要に応じて、食事療法に薬草を加えることで、体の活力が大幅に改善していくことがあります。

②想念の転換
 気の体がパワーダウンしたのは、ストレスを生じさせた想念が根本原因です。ゆえに想念の転換を図ると、気の体の修復が行われます。非常に疲れてしまって食事すら面倒だと思っているときでも、不意に好きな人からデートの誘いを受けると、あの疲れはどこへやら、繁華街へいそいそと出向く元気が出てくるものです。この体力を凌駕する心の力に、想念の転換力の凄さを見ることができます。

 ただし、前述したように、深刻な病を生じさせるほどのストレスは、潜在意識にすっかり根付いてしまい、そうそう簡単には想念転換が図られません。想念の転換では、この潜在意識へのアプローチが重要な課題となります。

③呼吸による生命エネルギーの吸収

  病のエーテル体を呼吸法で治していくイラスト

 また気の体そのもののエネルギー源は、生命エネルギーです。この生命エネルギーは呼吸とともに気の体へ取り入れることができます。呼吸は単に酸素を体内に吸収する行為だけではなく、生命エネルギーを気の体に取り込む方法でもあるのです。

 上記①から③により、パワーダウンした気の体を、自分自身で修復することができます。当院のセルフレッスンでは、このうちの②の想念の転換と、③の生命エネルギーの吸収を主に行います。



【2】元気が出る「生命力活性呼吸法」

 何だかやる気が起こらなくて、体もしんどい。そんな時は気功整体院「むくらい」の「生命力活性呼吸法」を行ってみてください。人によっては体の底からパワーがみなぎってきて、あれれ、元気になっちゃった! という現象が。
 
・気の体とは

  エーテル体のイラスト

 前述のとおり、気の体とは私たちの肉体を包む、もう一つの目に見えないボディのことです。オーラといえばわかりやすいかもしれません。まあ、かなり大雑把で雑な表現なんですが(汗)。気の体(エーテル体)は肉体に生命力を与えるエネルギーボディで、この気の体を活性化させると、それまで低空飛行していた生命力が目覚めて、活性化を始めます。この呼吸法がもたらすエネルギー作用は、まず心に起こって気分が楽に。そして体の方もそれに伴って、パワーが湧いてきます。呼吸法で気の体の活性化が感じられるようになると、日常生活においても、この大自然の森羅万象を包み込む「気」というエネルギーが、わかるようになります。

(1)リラックス状態をチェック

 生命力活性呼吸法をおこなうにあたって、リラックスがとても重要です。心身が緊張していては、気の体を活性化することはほとんど不可能だからです。それにはまず今自分が、リラックスしているかどうかを知ることが必要。チェックは簡単です。地球が引っ張っている自分の体重を、いま足裏で感じることができるかどうか、検査するだけです。足裏にずーんと自分の体重を感じているなら、あなたの心身はリラックスしています。緊張気味の時は、全然足裏に重みを感じられません。そんな時は息をお腹からゆっくり吐きだして、肩や股関節の力を抜きながら、足裏に意識をむけます。これを何度か行ううちに、だんだん緊張が解けてきて、足裏が重くなり始めます。すると心身もリラックス。その際、正しい姿勢で行うことに留意して下さい。
 
(2)生命力活性呼吸法
 リラックスができたら、次に本題の呼吸法に入ります。立って行っても、イスに座って行ってもよいです。

(1) まず口から体内の邪気を吐きだします。体の毒素が全部出ていくようなイメージで、息を吐いてください。

口から息を吐き出すイラスト


(2)次に鼻から息を吸い込み、眉間を通って、息を胸一杯に吸い込みます。その際、光のエネルギーを鼻から眉間、胸へと吸い込むイメージを描いてください。

 鼻から空気を吸い込むイラスト


(3)息を吸い込んだら、呼吸を止めて、胸に光をキープします。光を味わい、光が体中の細胞を浄化、活性化していくイメージを持ちます。

     呼吸を止めるイラスト     

(4)苦しくなったら口から息を吐き出します。その際体内の邪気が出ていき、全身の細胞が生命力にピチピチあふれているイメージを持ちます
  
  息を口から吐くイラスト

(5)以上を7回行います。

 呼吸法が終わったら、ゆっくり意識を現在の生活の場へ戻します。疲れは取れましたか? チェックしてみて下さい。まだ元気が出ない人は、もう一回だけ行ってみましょう。心身が緊張している人や、まだ経験が浅い人は、エネルギーが体内に満ちるのに、時間がかかることもあります。ヒマな時にこの呼吸法を行えば、だんだんエネルギー感覚が身についていきますよ。

★注意 怒りや悲しみなど、ネガティブマインドの時は行わないでください。怒りや悲しみの邪気が、体に憑依する恐れがあります。



【3】免疫力強化「散歩気功」

 散歩しながらウォーキング気功法を行うアベックの写真

 近年、朝の散歩を楽しむ方が増えているそうです。目的は健康維持が多いとのこと。たしかに、まだ空気が清浄な朝の時間帯のウォーキングは、心身ともに爽快になり、散歩の健康力を、ぐっと感じてしまいますね。この毎日の散歩を、免疫力を高める気功法として活用すれば効果倍増です。今回はだれでも手軽にできる、このウォーキング気功法をご紹介いたしましょう。

■散歩の最低運動量
 ところで散歩をするとき、あなたはどれくらい歩いていますか? 五千歩? 1万歩? 人によっては、30分、1時間と、時間で決めている場合もあるかもしれません。それはその人の体力に合わせて、人さまざまでよいのですが、散歩が健康に役立つ最低の運動量は、歩いていると「じわっと汗が出てくる程度」です。こうした状態になってはじめて、筋肉も、骨盤も、腸も動いて、体内の血流が盛んとなり、体の新陳代謝も、活発になってくるのです。およそその時間は15分程度でしょうか。体に汗が出てくる程度の運動量を、毎回の散歩の目安にしましょう。

■無理をすると散歩もマイナス
 しかしこの散歩も、時としてマイナスに働くことも。それは「無理して歩く」場合のときです。体調が悪い時でも、頑張って自分で決めた量を、必ず歩く方がいらっしゃいます。でもこれは、ご自分の健康にとっては赤信号。「今日も歩いた!」という達成感はその時に得られても、それと引き換えに、免疫力や自然治癒力といった、大事な体の復元力を犠牲にしてしまう可能性が大きいのです。体のストレスは、体の復元力には大敵。体が疲れた、しんどいなと感じたときは、その日の散歩は中止する勇気を持つことが大切です。つまり健康づくりのために行う散歩のルールは2つです。「1じわっと汗がでてくる程度の道のりを歩く。2体がつらい時は歩かない」。この2つのルールでウォーキングを楽しめば、散歩はあなたにとって、健康を作るうえで、最良の味方となってくれることでしょう。

■ウォーキング気功法
 散歩をベースとしたウォーキング気功法は、やりかたはとても簡単です。普段の散歩に「吸う、止める、吐く、止める」といった呼吸法を加えるだけ。それに後述するイメージ法を同時に行えば、普段の散歩が、免疫力を強化する気功法になります。ではその具体的な方法をご紹介しましょう。

(1)歩きながら、まず息を吸いましょう。鼻から6つ数えながら息を吸い込みます。呼吸はできれば腹式呼吸で。無理な人は、普段の呼吸で結構です。6つ数えたら息を止めます。

(2)歩きながら息を止めて、3つ数えます。

(3)息を口から吐きながら、6つ数えて歩きます。

(4)吐き終えたら息を止めて、歩きながら3つ数えます。

(5)3つ数えたら(1)に戻ります

 たったこれだけです。呼吸の数はあくまでも目安ですので、苦しければ自分のリズムで規則正しく行えればOKです。慣れてきたら、吸ったときにおなかを膨らませて、吐いたときにすぼめるという、腹式呼吸に変えてみてください。そうすると、自律神経への好影響が増して、体調がさらに上向きますよ。腹式呼吸法ができるようになったら、吸ったときにおなかをへこませて、吐いたときにおなかを膨らませる「逆複式呼吸」を行ってみてください。逆腹式呼吸は、検索するとその詳しいやり方が出てきます。本来ウォーキング気功法は、この逆腹式呼吸法を行います。でも通常の呼吸や腹式呼吸でも、下記のイメージ法を行いながらやれば、効果は保証されます。まずは気軽にトライしてみましょう。

■イメージを描くのが効果のコツ
 歩きながら呼吸法を行う際に、イメージをありありと描きましょう。イメージは催眠術を見てもわかるように、脳の無意識領域へダイレクトに影響を及ぼします。今から述べる細胞を活性化するイメージを行いながら呼吸をすることで、ウォーキング気功法はその力を倍増します。

(1)息を吸うときは天から全身の60兆の細胞の中へ、清浄なパワーが流入して、体内が浄化していくイメージを持ちます。

(2)吐くときは全身の細胞の中の濁った気が口から出ていき、息を吐き終わったときには、体内がすっかりクリーンになったイメージを持ちます。

このイメージ法と呼吸法を散歩の中で行うことで、あなたの心身の健康が強化していくことを実感されることでしょう。



【4】尿失禁改善法

 尿失禁で悩む方々は、男女ともに意外に多いもの。今回は尿の悩み改善法をご紹介いたします。
      尿漏れの女性のイラスト
 
■尿失禁の種類
 加齢とともに、骨盤底筋が衰えて、尿漏れに悩む人は増えていきます。成人女性の4人に1人は、尿漏れを経験したことがあるそう。また男性では、50代60代の3人に1人、70代では人口の半数近くが経験者とも。女性と男性では原因が異なり、女性はくしゃみなどでおなかに力が入ると漏れてしまう「腹圧性尿失禁」が多く、男性では排尿後に尿道内に残留した尿が漏れる「排尿後尿滴下」がトップなのが特徴です。また男女ともに突然強い尿意を感じたら、我慢できずに尿がもれてしまう「切迫性尿失禁」が次に続きます。

■女性の尿失禁の原因
 女性の「腹圧性尿失禁」の原因は、骨盤内の膀胱をはじめとする各臓器を支える骨盤底筋が、妊娠や出産でゆるんでしまったから。骨盤底筋が緩むと、膀胱は支えるものがないため下がってしまい、そのため少しでもおなかに力が入ると尿道が開いて、尿漏れを起こしてしまいやすいのです。また排尿をコントロールする脳の指令が膀胱に正確に伝わらなかったり、膀胱が脳の指令とは無関係に勝手に収縮することで「切迫性尿失禁」が起こります。

■男性の尿失禁
 排尿後に尿道内に残留した尿が漏れる「排尿後尿滴下」の原因は、尿道をしっかり閉める筋肉が衰えることから起こります。この筋肉が衰えることで、尿道に尿が残りやすくなり、尿漏れに。また女性同様、脳の指令とは関係なく、膀胱の勝手な収縮や、前立腺肥大により「切迫性尿失禁」が起こります。

■尿漏れ予防「骨盤底筋」体操
 女性の尿漏れはもちろん、男性の尿漏れも、膀胱と尿道に深い影響を与える骨盤底筋を鍛えることで、緩和されていきます。体の体操も重要ですが、その際、呼吸とイメージを忘れてはいけません。

・やり方
「骨盤底筋体操」の基本ポーズ

(1)両ひざを立てて、仰向けに寝ます。足は肩幅くらい。腕は体のわきに添えます。

(2)息を吐いて肛門をしめます。

(3)同時に女性は膣と尿道、男性は男性器の付け根をしめて、イメージで頭の方へ引き上げます。イメージは「引き上げる」さまを鮮明に描いてください。呼吸とイメージを伴うと、この簡単な体操が気功法へとパワーアップします。

(4)息を吸って体をゆるめます。

(5)上記を10回間繰り返します。体力に合わせて行ってくださいね。

■ステージアップ版
 これはヨガの橋のポーズに似た方法です。腰の高さなど無理せず、できる範囲でゆっくり行ってください。

(1)仰向けになり膝を立て、足は肩幅、腕は体のわきに添えます。
「骨盤底筋体操」ステージアップ版の基本ポーズ

(2)息を吐きながら肛門をしめて、女性は膣と尿道、男性は男性器の付け根を、イメージで頭の方へ引き上げます。

(3)息を吸いながら掌を下にして体を支え、おしりを浮かせます。腰の高さは、絶対に無理をしない高さで。
「骨盤底筋体操」ステージアップ版2番目のポーズ

(4)そのままの姿勢で5つ呼吸をします。きつかったらできる範囲で行ってください。

(5)息を吸いながら、お腹をしめたまま、おしりを床につけて、息を吐いて脱力します。
「骨盤底筋体操」ステージアップ版3番目のポーズ

(6)上記を5回行いましょう。


【5】ひざ痛解消!ひざのスワイショウ

 膝の痛みに効果がある体操をご紹介します。私は気功整体の仕事を始めるまえに、五十肩と膝関節症を同時に患い、そのとき治療にずいぶんお金をかけていました。とにかく人が「ここはいい」というところは訪ねてまわり、一日も早く肩と膝の痛みを忘れたかったのです。しかし罹患して一年半も経っても、症状はちっとも改善せず、治療費ばかりがかさむ
状況でした。そのとき「自分は他人任せで、自力でこの肩と膝の症状を克服しようとしてないではないか」という思いが突然沸き上がり、そこで自己治療法を研究し始めました。その時出会ったのが肩のスワイショウです。両手をぶらぶらさせるだけの単純な気功体操ですが、私はこれに手ごたえを感じたのです。そこで肩の要領で膝も行ってみると、なかなか具合がいいのです。最初は自己流でやったのであまり自信がありませんでしたが、調べてみると、ちゃんとした膝治療の体操として、書籍などでも紹介されている体操でした。肩と膝は、スワイショウを初めて三か月で完治しました。肩と膝のスワイショウは私自身が、重症の痛みを治癒したため、自信をもっておすすめできる気功体操です。

●やりかた
 足をぶらぶらさせる体操なので、足が浮いた状態をつくるのが望ましいです。私は机に座って行いましたが、椅子に座って行う場合は、深く腰掛けて、足を浮くようにして振ってください。膝の下にバスタオルを敷くなどすると、より足が浮きます。

(1)机や椅子に腰かけます。

(2)片足を振り上げ、戻します。

(3)これを片足50回行います。疲れるようでしたら20回から始めてください。

(4)足を替えて行います。

(5)慣れてきたら両足を一緒に行ってもOKです。私は毎日15分行いましたが、自分の体力や症状に合わせて加減してください。

ひざのスワイショウイラスト

 なぜ足を振るとよいかというと、足をぶらぶらさせることで、関節液が関節内に入り込むからです。関節液は痛みの症状を改善するヒアルロン酸やタンパク成分やリン脂質を含み、軟骨の栄養源にもなります。関節液は足を振ること以外に自力では関節内に送り込めません。このことで、膝関節の動きもよくなります。膝の痛みは「膝軟骨がすりへってぶつかるから」という説明がよくされていますが、軟骨に神経はないので、あまり説得力はありません。膝周辺の筋肉が緊張して血液が通らず、それで筋肉が固くなって痛みを発症させている、というのが正解のようです。その硬直した筋肉を、この膝のスワイショウはゆるめるのです。



【6】ただ立ってリラックス気功立禅

 立禅は気功を学ぶ上で重要な基礎の功法です。ただ立つだけの素朴な気功法ですが、その分行うにあたっては、姿勢をはじめ呼吸や意識の持ち方など、守るべき様々な注意点があります。基礎中の基礎なので、初心者はこれらを守る必要がありますが、これに囚われすぎてしまうと、肝心な気を感じることができません。気は、ぼーっと心身がゆるんだ時に感じることができます。言葉を替えると、思考活動が鎮まってリラックスできたときに、心身は気功状態になります。意識が注意事項にあれこれ囚われてしまっていると、いつまでたっても思考が止まらず、気功状態から遠く離れたところにい続けます。

 気功教室に長年通っていても、気がさっぱり感じられないという方には、あれこれと気功の所作に心が囚われている方が多いようです。

 そこでそういう弊害がないように、私が考えた、ただリラックスを目的とした、初心者のためのシンプルな立禅の仕方をご紹介します。気功教室にいくと教わる様々な細かいことは一切抜きです。意識の自分と内なる自分が繋がって、宇宙のいのちと一つになるような気分を味わうための方法です。ちょっとストレスに悩んでいたり、自律神経のバランスが最近崩れているかなあ、そう感じたときは行ってみてください。

・やりかた
(1)目を閉じます。足は肩幅よりほんの少し広くとって立ってください。手は力を抜いて両側に垂らします。

自然体で立つ写真

(2)全身の力を抜きますが、抜いたイメージを持ってもらえばOKです。

(3)息をゆっくり吐きます。そのとき足裏から地面へ向けて息を吐くイメージで行って下さい。息を吐きながら、だんだん体がゆるんでいくイメージをします。

(4)息を吐ききったら、今度は息を吸います。足裏からおへその下の丹田にむけて、ゆっくり息を吸うイメージで行います。丹田の位置は下記の図に示しましたが、厳格でなくて結構です。へそ下に位置する、程度で最初はOK。

丹田のイラスト

(5)の丹田まで息を吸い上げたら息を3秒止めます。

(6)次に(3)に戻ります。3~5を5分間繰り返して行って下さい。

(7)5分間行ったら、あとはぼーっと、好きなだけ立っていてください。戸外ならゆっくり目を開けて、空や樹木をぼーっと眺めても。この気功は重心が下に落ちる効果があります。気分が落ち着いて、足裏に体の重みを感じませんか?

(8)終わるときはゆっくりと息を吐いてから息を吸い、目を閉じているときは目を開けて、いつもの自分に戻って終了してください。

(1)~(6)は(7)のために行います。心身がゆるむ呼吸法を行った後(7)のようにしてぼーっと立っていると、
自分の内側にいる、自分が大好きでとても大切だと思っている自分と繋がることができて、とても幸せな気分を味わえますよ。



【7】神経を休める光の滝の気功瞑想

 心が落ちつかなかったり、イライラしたり、夜眠れなくなった時は、自律神経のうち、交感神経が過剰に緊張している状態です。こういう時は呼吸も浅く、体も冷えています。なんだか自分でいて、自分でないような感覚に襲われて、精神的なストレスや不安、緊張に悩まされます。腰や肩にも、痛みが出ている場合が多いようです。

 こうした症状には、けっこう多くの方が毎日の仕事や暮らしの中で、程度の差こそあれ、よく悩まされているものです。軽いものなら一日二日で経過してしまいますが、重度となるとなかなか頑固で、やがてウツやパニックへ向けて進行してしまうものも。

 こうした症状をいやすには、前述したシンプル立禅がお薦めです。精神的に参った時は、シンプル立禅の(1)~(6)を10分くらい繰り返し行うと、だんだん心が安定してきます。安定してきたら(7)にすすむかわりに、次に紹介する「光の滝の瞑想」を行います。

■光の滝の瞑想

(1)正座をするか、椅子に座ります。

(2)次の観法を行います。

「あなたは光の滝の前にいます。はるか上から光の水が落ちています。あなたは滝の中に入って、感謝してその光に打たれます。ただただ感謝して光に打たれます。」

滝の写真

雑念が湧けばただ払いましょう。雑念を何とかしないとと、追いかける必要はありません。追いかけると雑念の沼にはまり込んでしまいます。雑念をそのつど払いながら光の水に打たれます。 

(3)5分ほどしたら、息を吐きながらゆっくり目を開けます。

(4)ゆっくりと息を吐き終えたら、通常の呼吸に戻ります。慣れてきたら10分ほど行うようにしてください。

立禅を抜きでこの瞑想に入ってもよいのですが、その場合は 前述【2】の「生命力活性呼吸法を7回行って心と体にパワーを取り入れてから行うことをお薦めします。

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