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風邪を治おばあちゃんの知恵

TEL. 0977-72-6004

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

 体の持つ力を強化する

−目 次−
【1】風邪ってなに?
(1)風邪ってなに?
(2)風邪の原因は?
(3)風邪の症状は免疫の働き
(4)薬は上手に使う
(5)対処するには「免疫力を高める」こと
(6)風邪とインフルエンザのウイルスは別物

【2】「おばあちゃんの知恵」の風邪対策
(1) ゾクゾク寒気がする風邪の引き始め
(2)のどが痛い時は
(3)鼻水が出る時は
(4)熱が高い

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【1】おばあちゃんが教える風邪対策

鼻水が出る女性のイラスト

(1)風邪ってなに?

風邪は、鼻やのどがウイルスや細菌に感染して引き起こされる病気のことです。のどの腫れや痛み、くしゃみ、鼻水、せき、たんなどの症状が出ます。

(2)風邪の原因は?

風邪の原因はウイルスが9割、残り1割が細菌によるものです。「風邪を治す薬があればノーベル賞もの」といわれるように、ウイルスは年々変異するので、薬も体の免疫もワクチンも、その変化に追いついていけない状態です。

(3)風邪の症状は免疫の働き

体がウイルスに侵されると、体を守る免疫細胞の活動が活発化します。それらは体に炎症反応を起こし、ウイルスを攻撃排除しようとします。風邪の症状であるくしゃみ、鼻水、咳、たんは、この風邪の張本人であるウイルスを体外へ追い出すための免疫の働きなのです。また免疫がよりしっかり働くように、体が発熱して免疫の活動を助けます。免疫は体温が37度になるとしっかり働き始めます。ですから解熱剤を使うのは、免疫の活動の妨げとなり、高熱以外にはマイナスです。

(4)薬は上手に使う

まず、抗生物質は細菌に効く薬で、ウイルスには効きません。また風邪薬は、熱やのどの痛み、くしゃみなど、風邪の辛い症状を和らげてくれる対処療法の薬です。根治する働きではないため、症状がどうしてもつらいときに一時的に飲む、という距離感が理想的です。

(5)対処するには「免疫力を高める」こと

風邪にかかったら、ウイルスや細菌を退治してくれる、体の免疫力や自然治癒力を高めることが重要です。そのためには、たっぷり睡眠をとり、熱が出ているなら十分に水分を補給するほうが治癒の早道です。ただし免疫の過剰な働きによる高熱や炎症などが起こった時は、医者に行く、薬を飲むなど、すばやく対処する必要があります。

(6)風邪とインフルエンザのウイルスは別物

風邪のウイルスとインフルエンザのウイルスは異なります。症状の程度も異なりますから、別物の病気ととらえて対処しましょう。





【2】「おばあちゃんの知恵」の風邪対策

(1)ゾクゾク寒気がする風邪の引き始め
1ゾクゾクの正体

風邪の引き始めの女性のイラスト
 
侵入してきたウイルスを攻撃する免疫細胞を働かせるには、熱が必要です。体はゾクゾクさせて体を震わせて、熱を出そうとしているのです。


2引き始めにまず行うこと

すぐに「首、手首、足首」の動脈を温めましょう。動脈が温まると、温かい血液が全身に流れて、体中がポカポカしてきます。風邪の引き始めは血管を収縮させて、体温が低下しないような体の働きになっています。それを応援するためにも、この三つの首を温めましょう。


3風邪の引き始めにいい食べ物

@ 梅干し
 
梅干しのイラスト
風邪は体の疲労が引き金になります。そこで口にしたいのが梅干し。梅干しの成分クエン酸には、疲労の原因となる乳酸などの疲労物質を体から排出する働きと強い殺菌効果が。また梅干しには体を温めて、血液サラサラ効果もあるため、疲労回復にと風邪予防には効果的な食べ物です。この梅干しに、抗ウイルス作用や殺菌作用のあるカテキンを含む番茶と、体を温める醤油を混ぜあわせた梅醤番茶は、寒気を覚える風邪の引き始めや体の冷え、疲労回復に力を発揮しますよ。

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A 卵

卵黄のイラスト
 
卵はビタミンC以外の栄養のすべてを含んでいる完全食。体の疲れをとり、抵抗力をつけるのにはもってこいの滋養食品です。特にいま注目されているのは、カラザという部分。卵を割ると卵黄のすそのところに見つかるひも状のかたまりですが、ここには風邪やインフルエンザを予防する「シアル酸」という、ウイルスや細菌の感染を予防して免疫力を強化する成分があるのです。懸念されるコレステロールも、厚生労働省が2015年に「食事のコレステロールは制限しなくていい」という指導に変わり、健康上卵は問題がなくなりました。


右下のひも状のかたまりがカラザ

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B にんにく にんにくは古来から滋養強壮食品として名高い食品です。成分のビタミンB群は疲労回復に効果を持ち、アリシンは免疫力を高めてウイルスや各種病原菌を殺菌する力が。にんにくには食欲増進作用がるので、風邪の引き始めなど、体にパワーが必要なときは特に食べたい食品です。

C 味噌 味噌は体を温めて、体の冷えを撃退。風邪を引きかけた体を守ってくれます。またみそを食べると腸内環境が整って、善玉菌が元気に活動を開始します。味噌は免疫力をあげてくれる発酵食品なのです。

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(2)のどが痛い時は

1のどの痛みはなぜ起こる?

のどが腫れて痛い女性のイラスト

風邪を引いて、のどが腫れたり痛くなったりするのは、白血球などの免疫細胞が、のどでウイルスと闘って炎症を起こし、攻撃しようとしているからです。


2のどの痛み、咳やたんに効く手当てや食品
@番茶でうがい 
うがいは市販のうがい薬もよいのですが、消炎効果や殺菌作用の成分カテキンを含む番茶が刺激も少なくてお奨めです。紅茶もタンニンを含むので、同様の効果が。

A大根
大根の辛みの成分イソチオシアネートには、殺菌作用や炎症を止める消炎鎮痛、抗酸化作用があり、昔からのどの腫れやせき、たんには効くと伝えられてきた食品です。大根おろしで食べても効果があります。

Bハチミツ

はちみつのイラスト

ハチミツには消炎効果や抗菌作用があり、のどの痛みを鎮めます。コップ一杯のお湯にスプーン一杯分のハチミツを入れて飲むのが一番手軽な方法です。

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Cにんじん
生のにんじんは成分のβカロテンが体内でビタミンAに変換して、気管支の粘膜を強化して、のどの炎症に強い体質にします。にんじん1本をジューサーかおろし器ですりおろしたにんじんジュースは手軽でお奨め。

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Dねぎ


ねぎのイラスト
ねぎは成分の硫化アリルがのどの炎症を抑えて腫れを引いてくれます。5センチ程度のネギと1片ぶんのすりおろし生姜、適量の鰹節をカップに入れてお湯を注ぎ、醤油をたらしたねぎ湯は、昔から伝わるのどのためのスープです。

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Eにんにく・梅・きんかん
昔からのどによいといわれる上記3つの、のどの炎症を癒す用い方を紹介いたしました。
すりおろしにんにく
梅エキス
きんかんの甘煮




(3)鼻水が出る時は

1鼻水はなぜ出るの?
鼻水は免疫作用の結果です。鼻粘膜にウイルスが侵入すると、それを体外に出そうとして、免疫の働きにより、粘液が多量に分泌されます。これが鼻水です。


2鼻水を押さえる食品

@ にんじん

にんじんのイラスト
鼻の粘膜を強化することが、鼻水対策の近道です。それにはビタミンAを含む緑黄色野菜を食べること。のどの痛みでも紹介したβカロテンのにんじんは、鼻の粘膜も強化します。

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A レモン、ハチミツ
ウイルスへの抵抗力を強化してくれるビタミンCを含むレモンやハチミツも、積極的に摂りたい成分です。その点、「ハチミツレモン」はいっしょにとれる、おいしい鼻水対策ドリンク。レモン一切れとスプーン1杯のハチミツをカップに入れてお湯を注ぎ、レモンを中でつぶして飲みましょう。

B ネギ
ネギは前述の炎症をおさえる成分「流加アリル」を含む野菜です。鼻孔の炎症、鼻水にも効果を発揮します。

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Cたまねぎ・大根・湿布
やはりネギ同様消炎作用の硫化アリルを含むたまねぎや、炎症をしずめる成分イソチオシアネートを含有する大根も鼻水には効果的な食材です。鼻を温める湿布も、鼻腔の血流を促進して鼻の通りをよくします。

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(4)熱が高い

1発熱とは
体温が37.5度以上の状態を、医学的には発熱といいます。ウイルスや細菌などの対外異物が体内に侵入すると、体を守るために体は発熱し、免疫細胞が活発に働けるように応援します。

つらい発熱で苦しむ女性のイラスト


2発熱したときの手当て

風邪の発熱自体は免疫反応なので、解熱剤を飲むことは、せっかくの免疫の働きを止めてしまいます。高熱でないかぎり、水分補給と睡眠、ビタミンCで養生しましょう。ただしコロナ感染症はまた別の話なので、くれぐれも用心して。
・熱の時頭を冷やす際は
高熱の時は、中に氷をいれた氷のうを使うのが一般的ですが、これは冷却する際に細胞を固く閉ざさせるので、体の毒素を閉じ込めてしまうという説も。体の毒素を出しながら、熱を冷ます方法が昔から伝わっています。それは38度台までの熱は青菜やキャベツなどで額を冷やして、それ以上の高熱は豆腐と生姜で冷やすという方法です。これなら体が無理せず、体温をスーッと気持ちよく下げることができます。

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39度以上の熱には豆腐湿布
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