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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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鼻づまり解消の知恵

   −目次−
1長ネギの切り口を鼻に当てる
2鼻を通すタマネギの力

3薬草の「コブシ」を試してみる
4マスタード軟膏


(1)長ネギの切り口を鼻に当てる

 ねぎのイラスト 鼻の下に切ったねぎを貼った女性のイラスト。
 風邪で鼻がつまった時は長ネギを使います。長ネギの白い部分を縦に5センチ程度に切って、その切り口を鼻に当てているうちに、鼻づまりがだんだん抜けていきます。これは長ネギの成分、硫化アリルの働きによるもの。硫化アリルには鼻の粘膜を刺激して血流を促進する作用が。また別の方法として、長ネギの白い部分を1センチ四方に切って、鼻の下に貼っても同様の効果があります。



(2)鼻を通すタマネギの力

タマネギの写真

 鼻づまりは息が苦しく、口呼吸するために、口の中がカラカラに。夜間の睡眠時には特に苦しく、鼻風邪の症状の中でも辛いものですね。そんなつらい鼻づまりは、タマネギで解消しましょう。成分の硫化アリルが交感神経を刺激して、鼻の粘膜の血管を一時的に収縮させます。それで腫れが引いて鼻詰まりを改善させるのです。硫化アリルといってもピンとこない人も。タマネギをさくさくみじん切りすると刺激成分が目や鼻を刺激して涙が出てきますが、実はあの涙を出す刺激成分が流加アリルなのです。
 またタマネギにはもう一つ重要な成分が。それがケルセチン。ケルセチンは最強のポリフェノールといわれるほど、アレルギー症状を抑える効果が。花粉症を見ても、苦しい鼻づまりの症状はアレルギーの由来からも。このアレルギーを抑えることで、タマネギは鼻づまりを改善していきます。

1手軽な「タマネギ呼吸法」
 タマネギの流加アリルやケルセチンで鼻づまりを改善する、もっとも手軽な方法が「タマネギ呼吸法」です。といっても、難しくて面倒くさいものではなく、ただ切ったタマネギから出てくる香りを深呼吸で取り入れるだけの方法です。硫化アリルやケルセチンは、タマネギの断面が多ければ多いほど気化するので、たくさんの断面から気化する量の多い、みじん切りがお奨めです。やり方は簡単。みじん切りしたタマネギを皿に盛って、鼻に近づけて、深呼吸するだけのシンプルな呼吸法。この時、口呼吸はNGです。口からではなく、鼻でタマネギの成分を十分に吸ってくださいね。もっと効果が高い方法をお望みなら、タマネギの硫化アリルやケルセチンが、空気中に気化して、よそへ飛んでいかないように、みじん切りをビニール袋の中に入れて、その中で深呼吸するという方法。効果がぐっと濃縮されますよ。「タマネギ呼吸法」が鼻の神経を刺激して、鼻詰まりを改善してくれます。

2枕元に置いて鼻ス〜ス〜、安眠効果も

 夜、鼻がつまって眠れない時は、「タマネギ呼吸法」以外にもう一つの方法が。それはタマネギのみじん切りを枕元に置くというもの。枕元に置いて横になって寝ているだけで、鼻がっ通ってきます。またこの方法は鼻づまりで「眠れない」ときにも効果的です。というのも流加アリルは神経を鎮静化させる働きがあるから。鼻がつまってイライラして眠れなくなった神経を休めるので、心が落ち着いてきて、睡眠を誘ってくれます。「鼻づまり」の時にタマネギを枕元に置く方法は、このように一石二鳥の働きなのです。



(3)薬草の「コブシ」を試してみる

わが国では野の草のうち、疾病治療に効果があるものを薬草とよんで昔から重宝してきました。華づまりに効き目がある薬草で著名なコブシをご紹介します。

 

 

 コブシは春、大きな六弁の真っ白い花を咲かせる落葉高木です。街路樹や公園などで見かけます。ただし鼻詰まりの薬効は固いつぼみにあります。2月から3月上旬にかけての固いつぼみを採集しましょう。採集する際の注意点が一つ。つぼみの横にはこれから葉へと成長するふくらんだ小さな芽が顔を出しています。つぼみを摘むときはこの芽の方角とは反対側に折りましょう。そうしないと芽がいたむことになり、葉が生えてきません。コブシは自生のものはなく、ほとんどが植栽により育っています。木をいためることは植樹した人の苦労を台無しにしてしまいます。
・利用法
採集した固いつぼみを乾燥させて煎じて用います。
煎じ方、飲み方ははこちらを参照ください>>「薬草の煎じ方飲み方」風邪の鼻づまりだけでなく、アレルギー性鼻炎(花粉症)や蓄膿症にも。症状が著しい人は漢方薬局へ行けば「辛夷(しんい)」という名前で売られています。



(4)マスタード軟膏
 マスタードを使った鼻づまり解消法は、西洋ではよく知られたおばあちゃんの知恵です。

・マスタードとは

 マスタードは、アブラナ科カラシ菜の種子からできた香辛料で、原料にイエロー種やブラウン種という品種の種子を用います。これらの種子を乾燥させた後、酢や砂糖などの調味料を加えて製造されます。

・使用するマスタードは

 刺激が少ないおだやかなイエローマスタードを使用します。

・使い方

 刺激の少ない練りタイプのイエローマスタードを胸に塗ります。次にお湯に浸したタオルをしぼって、マスタードの上に広げます。湯気に溶けたマスタードの刺激臭が鼻孔を刺激して、鼻づまりを解消するといわれています。

・注意事項
1使用するのは刺激が少ないイエローマスタードです。
2肌の弱い方は使用しないでください。
3最初は少量で試してください。痛みや違和感を感じたらすぐに中止してください。