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冷え対策に役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

体の外と内からポカポカ


目 次

(1)冷え性と低体温の違い
(2)冷えは風邪のもと
(3)腹まきで冷え取り
(4)タイツやスパッツや下半身を温める
(5)生姜紅茶で体ぽかぽか
(6)点滴と同じ成分の甘酒
(7)湯冷めを防ぐゆず湯
(8)風邪予防はミカンで
(9)乾布摩擦で血行促進
(10)青竹踏みで冷え解消
(11)手浴・足浴
(12)まぎらわしいので注意したい食材


(1)冷え性と低体温の違い
 冷え性というのは、体の冷えで生活のしにくさを覚える症状を言います。手足の先が冷たい、下半身が冷える、ぞくぞく寒いなど、感覚的な症状が先に立ちます。それに対して低体温とは一般に35.5℃未満をさしていいます。冷えを感じていても、実際は体温が36度だったりすることがあり、冷え性は一概にこれが冷え性だと断定できませんが、血流の悪さが原因であることは様々な冷え性に共通しています。低体温も血流の悪さが主原因です。体に熱を与えるのは新鮮な酸素と栄養を各臓器や体の隅々の細胞に運ぶ血液ですが、その循環の悪さ、末端まで届きにくい障害が低体温を引き起こしています。そしてこれに加えて現代の生活習慣も大きくそれに関与しています。今から60年ほど前の日本人の成人男女の平均体温は脇下検温で約37度でしたが、現代では36.1度にまで下がっています。これは日本人の生活スタイルがあまり体を動かさなくなったことに原因があるとされ、体熱を発生させる筋肉の量が減少したからだと考えられています。厳寒期では特に低体温に注意して、体の外と内から温めて、免疫力をあげて、風邪疾患に注意することが重要です。


 冷えで体が震えている女性のイラスト



(2)冷えは風邪のもと

 厳寒期に入ると、ちょっとした油断で風邪をひいて、体調をこわしがちです。特に体の冷えは、昔から「万病のもと」といわれるように、風邪を筆頭に、様々な病気を体に呼び込んでしまうので要注意。体温が1度下がると免疫力は30%も低下してしまいます。元気なときは問題がないような、ほんの軽い風邪ウイルスの感染でも、免疫力が落ちているときにかかれば、大変な症状を招いてしまうことも。からだの冷えは免疫力と強い関係があり、抜本的な風邪対策といえば、体の冷えをとることから始まります。そこで厳寒期の風邪対策は、まず体の外側と内側をしっかり温めて、体の冷えを取り除き、血行がよい体を作ることから始めましょう。体温が1度上がると、免疫力は5倍も強化。厳寒期に風邪を予防する体の冷え取り対策と、効果的な風邪予防法をご紹介します。



(3)腹まきで冷え取り

 腹巻きをしている女性のイラスト

中でもお勧めな冷え取り法が「腹まき」です。「腹まき」は血流や免疫の要所である腸を、ぽかぽかと温めてくれ、巻いてさえいれば、24時間、体を冷えから守ってくれます。今では着用が気にならないおしゃれな腹まきも売りだされて静かなブームに。女性のお腹には、子宮・卵巣などがあり、ここを冷やすと一大事。冬の外出時には腹まきをし、加えてズボンの下にタイツをはけば、備えは万全です。

・着物は寒いか
着物は一枚の布でつくる我が国伝統の衣類ですが、なんとなく寒そうなイメージがありますね。しかし腰の部分で布を折り上げて「おはしょり」を作って帯を巻くことで、実はお腹周りを冷えから守る効果が。じわっと着物は暖かい衣服なのです。



(4)タイツやスパッツや下半身を温める

タイツのイラスト

体の血液は約7割が下半身に。そのため足が冷えて血行が悪くなると全身の血流も悪くなり、風邪を引きやすい体質に。のみならず肩こりや腰痛、生理痛などの様々な症状も起こりやすくなります。こうした体の冷えは、足元から防ぐのがコツ。タイツやスパッツなどでしっかりふくらはぎをケアすると、足の冷えの解消をはじめ、全身の血流改善解消に効果的です。また足先の冷えに悩む方は、五本指ソックスを。足先の冷えの原因は、足指の間に溜まる汗。5本指ソックスをはくと、この足指間の汗がソックスに吸収されます。締めつけない、ゆるやかなソックスを上から重ね履きすれば、足先はさらにポカポカ―。



(5)生姜紅茶で体ぽかぽか

 生姜のイラスト紅茶のイラスト

体を温める食材といえば、なんといってもショウガ。すりおろした小さじ1杯のショウガを、熱い紅茶に入れた「生姜紅茶」は、飲んだそばから、体がぽかぽかしてきます。ショウガのジンゲロンや紅茶のテアフラビンという成分が、代謝や血行を促進し、体を温めてくれるからです。



(6)点滴と同じ成分の甘酒

 甘酒のイラスト

日本の伝統的な飲み物である甘酒もまた、冷え取りのすぐれた力を持っています。甘酒に含まれるビタミンB1、B2、アルギニンやアミノ酸、ブドウ糖などの栄養は、実は点滴と同じ成分です。神社では元旦に甘酒をよくふるまいますが、それは一年の健康の願いを、この栄養一杯の甘酒にこめているからではないでしょうか。



(7)湯冷めを防ぐゆず湯

 ゆずのイラストお風呂のイラスト

料理などで使ったゆずの残りの皮を、そのままお風呂に浮かべた「ゆず湯」は体の新陳代謝を促してくれます。冬至にゆず湯に入ると一年中風邪をひかないという言い伝えは、ゆずの皮に含まれる芳香油が、湯ざめを防ぐということから生まれました。体の冷えを取るゆず湯は、冬至に限らず、冬の間ずっと楽しみたいお風呂です。



(8)風邪予防はミカンで
ミカンのイラスト

ミカンは昔から「風邪に効く」果物として知られていますが、実際ミカンには風邪予防や、症状を緩和する成分が豊富です。白血球は、私たちの体内に侵入した風邪などのウイルスや細菌を攻撃してくれますが、体内に抗酸化力の強いビタミンCが多ければ多いほど、その力はパワーアップします。ミカンにはこのビタミンCがたっぷりなのです。また崩れやすいビタミンCを安定させて、その働きを助けるポリフェノールのヘスペリジンや、風邪ののどの症状を和らげるアルカロイドのシネフリンなども含有しています。ちなみに柑橘類では、シネフリンはミカンに特に多く含まれる成分です。

・ミカンの皮には実の3倍のビタミンCが

ご存じですか? 食べ終えると捨ててしまうミカンの皮には、実の3倍ものビタミンCが含まれていることを。濃密なビタミンCの作用で、ミカンの皮は抗酸化力がとても強く、からだの不快な諸症状を改善する働きがあります。実際このミカンを干して乾燥させたものを、漢方では「陳皮」といって、弱った体を回復させたり、咳止めや虚弱化した胃腸の改善に用いています。この乾燥したミカンの皮は、手作りでもできますよ。温州ミカンの皮をよく洗ったのち、内側の白い筋やわたをのぞいて、からからに乾くまで天日干しにします。毎日の健康維持に用いる場合は、これをすり鉢ですったものを、みそ汁やご飯に振りかけて食べるとよいでしょう。(写真は陳皮)
陳皮の写真

・ミカンの皮はドリンクでも

生のミカンの皮は、そのままではなかなか食べにくいもの。そこでホットドリンクで楽しみましょう。ミカン2〜3個分の皮をよく洗ってざくざく千切りにします。つぎに鍋に500ミリリットルの水をいれて、千切りにしたミカンの皮を煎じます。水の量が半減したら、はちみつを大匙2〜3杯加えます。鍋から煎じた液を適量とって湯呑に注ぎます。そのままでは少し苦いので、お湯で少し薄めましょう。風邪の引き初めなどに効果的ですよ。



(9)乾布摩擦で血行促進
乾布摩擦はかわいた手ぬぐいで皮膚をこすることで、自律神経を鍛える昔ながらの健康法です。皮膚に手ぬぐいで刺激を与えると、血管が広がって血流が増加して血の巡りがよくなり、体が温まります。体が温まると副交感神経が活発に働いて、自律神経の働きも向上。体の抵抗力がつき、冷え性の改善も期待できるのです。乾布摩擦は昔は上半身裸で行っていましたが、今では服の上から行う優しい刺激での乾布摩擦が注目されています。
乾布摩擦のイラスト



(10)青竹踏みで冷え解消
足の裏には体の健康促進、病気予防に重要な働きがあるツボが集中しています。足裏マッサージ(リフレクソロジー)は足裏をもみますが、これは足裏のツボを刺激するとともに、「反射区」とも呼ばれる各内臓や感覚器と繋がっている足裏の末梢神経をも刺激しています。青竹踏みは青竹を踏むことで、足裏マッサージのように足のツボと反射区に痛覚を与えて、血流を促進、冷えを予防して元気な体をつくっていく健康法です。
青竹踏みのイラスト



(11)手浴・足浴
手浴や足浴は全身をお湯につける入浴に比べると、手軽でしかも体への負担がありません。しかも体の先端部分を温めるため、血流が対流するため、体を温める効果が大なのです。やり方は簡単。42度のお湯に手浴は手首をつけて、足浴はくるぶしまでをつけるだけです。お湯が冷めてきたら足し湯をします。10分から15分ほど行います。


手浴のイラスト
足浴のイラスト


(12)まぎわらしいので注意したい食材
体を温める食材はいろいろありますが、中にはまぎらわしい食品も。ショウガやねぎ、にんにく、たまねぎなどのピリ辛食材は、体を内側から温める薬効があります。しかし唐辛子などのカプサイシンを含む激辛食材は食べた直後は体温が上昇しますが、汗を伴うために、結果的に汗で体温が奪われて、体を冷やすことになってしまいます。


唐辛子のイラスト