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暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

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〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

冷えをとる料理

-目次-
1カレーは冷え取りの漢方料理
2長ネギスープ



1カレーは冷え取りの漢方料理

「暑い地方の食物は体を冷やす」とこういわれていますが、あにはからんや、南方のインド料理のカレーは、体の冷えをとる効果が高いとか。カレーのこの冷え取り効果を体験した医師が「薬膳カレー店」を始めたという話もあるほどです。実際のところ、カレーの原料のスパイスはもともとが漢方薬なのです。黄色い染め物等にも使われるターメリックは、カレーの重要なスパイスですが、これは漢方名は「鬱金(ウコン)」。肝機能を高める働きで有名です。またコリアンダーは胃腸を元気にする効果があり、漢方名は「胡荽子(こすいし)」と呼ばれています。カルダモンは消化器を整える働きで有名な「白豆蒄(びゃくずく)」が漢方名。どのスパイスも内臓や臓器の機能を整えて元気にする働きがあり、これはつまりは血流を高めて、生命力をあげるということです。とどのつまりは、カレーには体の冷えをとる働きがある、ということなのです。

2長ネギスープ

昔から伝わる防寒食品のひとつに、「長ネギスープ」があります。これは長ネギとかつおぶしが材料のスープで、マグカップにひとつまみのきざみ長ネギとかつおぶしを入れたら熱湯を注いで、適量の醤油をたらします。ネギの硫化アリルとかつおぶしのイノシン酸が、体を温めてくれますよ。醤油の代わりに味噌をいれてもOK。味噌も体を温める食品です。体の冷えが強い場合は、中にすったニンニクを入れてぐつぐつっとひと煮立ちさせても。ニンニクの刺激が強い場合は、お湯で薄めていただきます。
参考 冷えをとる梅醤番茶