−目次−
1
まず氷で冷やす
2
紅茶風呂
3
キュウリパック
■日焼けした後は
おばあちゃんいわく「強い陽射しに焼かれた肌は、自然がくれるお薬で手当ていたしましょう」。癒す薬はお茶、果物、野菜などといった、太陽と同じ自然が生んだもの。医薬品に比べて傷んだ肌への刺激が少なく、ホッとするようなやさしさがあります。
1まず氷で冷やす
日焼けは軽いやけどです。ですからまず保冷剤などを使って冷やすことが大事。保冷剤がない時は、氷のうを作りましょう。ビニール袋を2枚重ねたら、中に氷と少量の水を入れ、空気を抜きます。水を入れると、氷の角が取れ、空気を抜くことで冷却効果が高まります。あとは口を輪ゴムなどでしっかり縛れば完成です。
2紅茶風呂
昔から伝わる日焼けの手当です。紅茶に含まれるタンニンには、炎症をやさしく鎮めてくれる力が。タンニンは昔から火傷に効くと知られてきた成分で、肌のヒリつきをおだやかに和らげてくれます。手当は簡単です。ポット一杯分の紅茶(濃い目に入れたもの)を浴槽に注ぎます。またはティーバッグ二袋をお湯に浮かべて。またお湯の温度は肌が痛くないぬるま湯にしましょう。飲んだ後のティーバッグを使って、肩や背中、腕などの日焼けした箇所を軽くパッティングするのも効果的です。紅茶がない場合は、タンニンは緑茶にも含まれているので、緑茶風呂で手当しましょう。
3キュウリパック
キュウリは肌を冷やす効能が。昔から火傷の薬として民間療法でも使われてきました。キュウリパックのやり方は簡単です。キュウリを薄く切ったら、顔に貼りつけてパックします。キュウリの冷たさに、焼けついた肌もひんやりクールダウン。またキュウリのビタミンCがシミ・ソバカスを予防するうれしい効果も。ただし注意がひとつ。パックしたあとの5時間は、日光にあたると、キュウリの成分が肌にシミをつけるおそれが。キュウリパックは夜行うか、寝る前に行えば効果的です。