本文へスキップ

暮らしに役立つおばあちゃんの知恵袋

TEL. 090-1211-0042

〒879-1505大分県速見郡日出町
川崎1612番地1

肉料理をおいしくする知恵

ジューシーで高級なお肉がおいしいのが当たり前。でも硬めで大味なやすいお肉も、工夫次第ではグルメミートに変身します。おばあちゃんが教える、家庭用のお肉をおいしく料理する方法です。

肉料理の写真



【1】硬い肉を柔らかくおいしく

(1)果物で煮込む
パイナップルやキウイなどと一緒に煮込むと、これらの果実の酵素がタンパク質を分解するので、柔らかくおいしいお肉に。その代表的な料理が酢豚です。生の豚肉をパイナップルと混ぜて、約10分ほどおいておくと、うまうまのお肉に変身です。これを調理すればおいしい酢豚に。
パイナップルの写真



(2)ビールで煮込む
ビールの炭酸とアルコールが、タンパク質を柔らかく分解してくれます。硬い牛筋肉の煮込みなどに最適です。ビールの代わりに発泡酒でもOKです。
ビールの写真



(3)ショウガと一緒に焼く
ショウガの写真
豚の生姜焼きに代表されるように。ショウガにもタンパク質をやわらかくする働きがあります。冷めても硬くなりにくいため、お弁当に使うとGOODです。



(4)はちみつとまぶす
はちみつの写真
お肉をはちみつにまぶすと、はちみつの成分が、料理の熱によって肉が硬くなるのを防ぎます。また臭みを抑える効果も。たとえば鶏のむね肉をはちみつでまぶして、ダシ汁で煮込んでしょうゆで味付けすると、鶏肉が柔らかくなっておいしい「鶏のはちみつ煮」に。



(5)紅茶で煮込む
紅茶の写真
紅茶の成分タンニンには、硬いお肉を柔らかくする作用があります。牛をはじめ、豚肉、鶏肉などにも、よく合います。



【2】おいしい味付け
(1)鶏肉はレモン汁を使うとジューシーに
レモンの写真
臭いが気になる鶏肉にはレモン汁をかけて冷蔵庫に約15分おくと、臭みをとることができます。またレモン汁には肉の保水性を高めるので、加熱したときに肉汁が外へ流出するのを防ぐため、鶏肉がジューシーさを失いません。



(2)塩で肉団子の固さを調節
肉団子の写真
ひき肉をこねる途中で塩を加えると、塩がタンパク質の組織をしっかり結びつけるため、加熱による肉汁の流出を防いで、ジューシーで弾力ある肉団子になります。また充分こねてからさっくり塩を混ぜると、食感が柔らかく仕上がりますよ。



(3)ひき肉の保存は火を通してから
ひき肉の写真
ひき肉は空気に触れる面が広い分、早く傷みやすいという欠点が。火を通して冷凍することで、通常よりも日持ちします。冷凍したら1か月以内に使い切ること。



(4)残り野菜はハンバーグに
ハンバーグの写真
残り野菜を片付けたい時にはハンバーグを作ると便利です。細かく残った野菜を刻んで、ひき肉に混ぜて焼いてしまうと、野菜嫌いのお子様にも受ける一品に。